2025-05-18
ダイアグノデントペン

こんにちは。鹿児島市下荒田の【ハロー歯科クリニック】です。
当院では、むし歯の早期発見と予防を重視した診療を行っており、その一環として「ダイアグノデントペン」という先進機器を導入しています。
「見た目には問題なさそうなのに、実はむし歯が進行していた…」そんな経験はありませんか?
むし歯は目に見えるほど進行するまで、痛みが出にくい病気です。特に初期むし歯(C0〜C1)は歯の表面に目立った変化が見られないことも多く、肉眼やレントゲンだけでは判断が難しい場合があります。
そこで登場するのが、**レーザーを使って歯の状態を数値で確認できる「ダイアグノデントペン」**です。この記事では、ダイアグノデントペンの仕組みやメリット、当院での活用方法について詳しくご紹介します。
ダイアグノデントペンとは?
ダイアグノデントペンは、ドイツのKaVo社が開発した、レーザーを使ったむし歯診断機器です。特に、歯の溝の中や、目で見えにくい初期段階のむし歯の診断に威力を発揮します。
【仕組み】
ダイアグノデントペンは、レーザー光(波長655nm)を歯の表面に照射し、むし歯に侵された部分から出る蛍光を測定します。この反射の強さによって、むし歯の進行度が「数値」で表示されるため、目で確認しにくいむし歯でも状態を客観的に判断できるのです。
【数値の目安(日本における基準)】
0~15:健全な歯質
16~40:再石灰化が期待できる初期むし歯(経過観察)
41以上:治療が必要なむし歯の可能性
このように、歯の状態を視覚的かつ数値で把握できるため、患者さまご自身にも理解しやすく、納得のいく治療方針が立てられます。
ダイアグノデントペンのメリット
① 初期むし歯を正確に発見できる
従来の視診やレントゲンでは見落としがちな小さなむし歯も、レーザーによる診断で早期に発見できます。
② 痛みも不快感もない検査方法
ダイアグノデントペンの検査は、レーザーを軽く歯に当てるだけ。削ったり、器具で押さえたりすることもないので、小さなお子様でも安心して受けられます。
③ 治療の必要性が数値でわかる
「本当に削るべきなの?」「しばらく様子を見ても大丈夫?」といった疑問に、数値の根拠をもって説明できるので、患者さまとの信頼関係にもつながります。
④ 削らない治療=MI治療(最小限侵襲治療)に役立つ
むし歯を早期に発見できれば、**再石灰化(自然治癒)によって削らずに済むこともあります。**ダイアグノデントペンは「できるだけ削らない歯科治療」を実現する上で、非常に有効なツールです。
当院での活用方法
ハロー歯科クリニックでは、以下のような場面でダイアグノデントペンを使用しています。
定期健診の際のむし歯チェック
子どもの歯の生え変わり時期の状態確認
大人の奥歯の溝や歯と歯の間の状態確認
治療後の経過観察(再発のチェック)
特に、むし歯になりやすいお子さまや、初期むし歯が多い方には定期的なチェックをおすすめしています。
よくあるご質問
Q. ダイアグノデントペンの検査には費用がかかりますか?
A. 保険診療の範囲内で対応できるケースがほとんどですが、詳しくは来院時にご説明いたします。
Q. 子どもでも受けられますか?
A. はい、痛みや振動もないため、小さなお子さまにも安心して使用できます。
まとめ:大切なのは「見えないむし歯」を早く見つけること
むし歯は、早く見つけることで「削らずに治す」「進行を止める」ことが可能です。
レーザーで数値化された結果をもとに判断できる「ダイアグノデントペン」は、安心・納得の歯科治療に欠かせない存在です。
「むし歯があるか不安だけど、削りたくない…」
「子どもの歯の状態が気になる…」
そんな方は、ぜひ当院にご相談ください。
鹿児島市下荒田で歯医者をお探しなら、ハロー歯科クリニックへ
ハロー歯科クリニックでは、最新の機器を活用した精密な診断と、やさしく丁寧な治療を心がけています。
お口の健康を守るために、定期検診とダイアグノデントペンによるむし歯チェックをぜひご活用ください。