鹿児島市下荒田の歯医者なら

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コラム1

2025年1月のコラム
忍び寄る恐怖!
歯みがきで落ちないバイオフィルムとは?

さて、皆さんは「バイオフィルム」をご存じでしょうか? 「バイオフィルム」とは細菌が集まり、膜状になったものです。キッチンの三角コーナーや排水口についてしまう「ヌルヌル」もそのひとつです。 なんと、あの「ヌルヌル」は、お口の中にも発生します。

お口の中にも排水口のヌルヌルが!

お口にできる「バイオフィルム」の正体は、皆さんもご存じの「歯垢」です。実は、歯垢とは単なる食べかすではなく、細菌の塊のことです。なんと、1mg あたり1億個もの細菌が存在しています。この歯垢を放っておくと、細菌が強力な膜を作り出しヌルヌルしたバイオフィルムになってしまうのです!

バイオフィルムを放置するとどうなるの?

細菌をすべて取り除くことは出来ないため、残念ながらバイオフィルムは必ず出来てしまいます。しかも、通常なら細菌は「だ液の力」によって殺菌されますが、バイオフィルムは強力な膜に守られているため、だ液も効果を発揮できません。さらに、バイオフィルムは歯みがきでしか取り除くことが難しく、取り切れないまま放置するとその内側で細菌がどんどん増殖してしまいます! すると、むし歯や歯周病のリスクが高まってしまうのです。

バイオフィルムを撃退するには?

バイオフィルムを取り除く方法は、歯科医院でプロによるケアを受けることです。歯科医院では歯石の除去だけでなく、こうしたバイオフィルムもしっかりと取り除くことが出来ます。 一方でどちらもご自身ではなかなか取り除くことが出来ません。 そのため、必ず定期的にお越しいただきお口の中を清潔な状態に保ち、健康な毎日をお過ごしください。

2024年12月のコラム
縁の下の力持ち!
歯根膜って何者!?

年末には「年越しそば」を食べる、という方も多いのではないでしょうか。地域や家庭によって異なりますが、天ぷらやかき揚げ、きのこ、鴨肉など様々な具材から好みのものを入れるのも楽しみのひとつですね。

こういった食事を楽しむために欠かせないのが「歯ごたえ」ですが、お口の中のどこで感じとっているのかご存じでしょうか?

歯ごたえを感じとっているのは・・・

「歯」や「歯ぐき」・・・ではありません。実は、私たちが「歯ごたえ」を感じとっているのは、「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる薄い膜によるものなのです。歯は「歯槽骨(しそうこつ)」と呼ばれる骨に支えられているのですが、この骨と歯の根っこの間にある薄い膜が「歯根膜」です。歯根膜はとても薄く、その厚さはたったの  0.3 mm 程度しかありません。

歯を守る重要な役割も!

歯根膜の役割は、歯ごたえを感じ取るだけではありません。歯根膜はクッションの役割も果たしています。皆さんは何気なく毎日の食事をしていると思いますが、この時にとても強い力が歯や骨にかかっています。しかし、歯根膜がこの強い力を吸収・分散してくれることで歯や骨を衝撃から守ってくれているのです。

歯根膜を守るために・・・

このように重要な役割を担っている歯根膜ですが、実は歯が抜けると、歯と一緒に取れてしまいます。つまり歯を失って、入れ歯やブリッジになってしまうと、見た目や咬みやすさの変化だけでなく、食感を感じることも出来なくなってしまうのです。いつまでも美味しく食事をするためには、天然の歯を1本でも多く残すことが不可欠です。磨き残しのないように、日頃の歯みがきの徹底や歯科医院での定期的なメンテナンスでしっかりと歯を残して、おいしい食事を楽しみましょう!

11月のコラム
予防しよう!
むし歯リスク3大ポイント

11月8日は「いい歯の日」です。「いつまでもおいしく、楽しく食事をとるために、お口の中の健康を保っていただきたい」という願いを込めて制定されました。

健康なお口を保つためのポイントはいくつかありますが、その中でも特にケアするべきむし歯リスク3大ポイントを御紹介いたします。

奥歯の「みぞ」にご用心!

1つ目のポイントは、奥歯の「みぞ」です。「みぞ」は見た目よりもとても複雑な形をしています。そのため、歯みがきをする際にうっかり力を入れすぎてしまうと毛先が曲がってしまい、磨き残しが生まれてしまいます。

・垂直にあてる  ・力を入れすぎない  ・小刻みにかき出す

歯を磨く際には、この3つを意識することが大切です。奥歯は全体を一気に磨くのではなく、1本ずつ丁寧に磨いていくのがポイントです

歯ブラシだけでは取り切れない!?

2つめのポイントは、歯みがきに使う道具です。歯ブラシだけでは汚れ全体のうち、6割程度しか取れないと言われています。特に歯と歯の間は、歯ブラシに毛先が入りにくいため、汚れが残りやすく、むし歯や歯周病になるリスクがとても大きいのです。そこで活躍するのが、歯間ブラシやデンタルフロスです。汚れの除去率がグッと上がります。ただし、お口の状態によって、適切な用具やサイズが変わりますので、ご不安な方はぜひ一度ご相談ください。

歯ぐきが下がるとこんなところにも・・・

3つめのポイントは、歯の根っこの部分です。歯の表面は「エナメル質」という人体の中で最も硬いと言われている組織で守られています。しかし、歯ぐきが下がって、露出した根っこの部分にはエナメル質がありませんので、むし歯になりやすいのです。根っこが露出してしまっている場合には、フッ素入りの歯みがき粉で優しく磨くのがオススメです。また、露出の原因のひとつは、歯周病による歯ぐきの下がりです。つまり、歯周病予防をしっかりとしておくことが、むし歯予防にもなると言えます。

歯周病は自覚巣状が少なく、歯の根のむし歯は進行がとても早いので、見落としてしまうことがないように歯科医院で定期的にチェックしましょう!

10月のコラム
「痛みがなくなってラッキー」は
大間違い!大切な歯の神経

10月15日は「世界手洗いの日」です。正しい手洗いを広めるため、2008年にユニセフが定めました。石けんで手を洗うことの大切さや、正しい手洗いの方法を正しく伝える活動が行われています。

大切といえば、歯の神経もご自身の歯を使い続けていただくために、とても大切な役割を担っています。

歯の神経の役割とは!?

歯の神経には「痛み」や「しみる」といった感覚を伝える役割があります。「痛みを感じるくらいなら、神経なんてない方がいい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。「痛み」や「しみる」といった感覚があるからこそ、むし歯に早く気がつくことができます。

他にもこんな役割が!

神経には歯に栄養を運ぶための血管も通っています。しかし、神経をとる治療をすると、この血管も失われてしまいますので、歯に栄養が行き届かなくなります。すると、神経をとった歯は枯れた木のように、もろく、欠けやすくなることもあります。丈夫な歯を保つためには、神経を守っていくことも大切なのです。

神経をとらないといけないことも・・・

むし歯ができてしまっても、大切な神経を残すことができるよう歯科医院では最善を尽くしています。しかし、むし歯が大きくなり、神経を傷めている場合などには、やむを得ず神経をとらなければなりません。神経をとると痛みを感じにくくなりますが、その後むし歯にならなくなるわけではありません。むしろ、神経をとった歯は、むし歯になっても気がつきにくいので、発見が遅れてしまいがちです。早期に発見するためには、歯科医院でのチェックが必要不可欠です。

ぜひ、定期的にご来院いただき、皆様の大切な歯と神経を守っていきましょう!

9月のコラム
大人の歯と子どもの歯は
何が違うの

9月24日は「歯科技工士記念日」です。1955年9月24日に「日本歯科技工士会」が誕生したのを記念し、制定されました。歯科技工士は、入れ歯やつめもの、かぶせもの、矯正装置などを製作する国家資格を持った専門職です。みなさんの見えないところで歯科医療を支えている縁の下の力持ち的な存在です。

ところで大人の歯である「永久歯」と子どもの歯である「乳歯」は何が違うかご存じでしょうか?

乳歯の厚みは永久歯の半分?

乳歯と永久歯の違いは、歯の「質」「厚み」乳歯は永久歯よりも柔らかいため、比較的むし歯になりやすいといえます。さらに、歯の表面を覆っているエナメル質やその内側にある象牙質と呼ばれる層が、乳歯は永久歯の半分程度の厚みしかありません。そのため、むし歯になってしまうとすぐに神経に達してしまうので注意が必要です。

どうやって永久歯は生えてくるの?

歯は「歯胚(しはい)」というタネのようなものから形成されていきます。なんと、永久歯の歯胚が作られるのは生まれる前の胎生3ヶ月半頃のことです。やがて歯胚が成長し、根までできた頃に「そろそろ生えるぞ」という信号を乳歯に出します。すると、乳歯の根が溶けだして、永久歯へと生え替わるのです。

乳歯のころから歯を大切に!

もしも、永久歯を失ってしまうと皆さんの健康にも大きな影響が及びます。しかし、乳歯の頃から歯を大切にしておくと生えてくる永久歯も丈夫になり、大人になっても歯をケアする習慣が身につきます。乳歯も永久歯も大切な歯であることに変わりはありませんので、お子様のためにも幼い頃からセルフケアを徹底していきましょう。

8月のコラム
抜歯後に気をつけること!
ドライソケットとは!?

抜歯をした跡が気になって、触ったり掻いたりすると、強い痛みを引き起こすことがあります。もし抜歯後に強い痛みが続いている場合、それは「ドライソケット」かもしれません。

抜歯後に強い痛みが・・・

歯を抜くと、歯ぐきにぽっかりと穴が空き、骨がむき出しになります。通常はその穴に血液がたまって「血餅(けっぺい)」となり、時間をかけて治っていきます。しかし、血餅がうまく出来なかったり、血餅が剥がれてしまったりすると、顎の骨がむき出しになってしまいます。その骨が細菌感染を起こした状態を「ドライソケット」といい、強い痛みの原因となります。

ドライソケットを防ぐには・・・

抜歯後は約1~2日後までに空いた穴に血が固まり、血餅が出来ます。ところが、抜歯後に何度も強くすすぐような激しいうがいや、傷口を舌や指などで触れるなどの行為はせっかくできた血餅を剥がしてしまう恐れがあります。気になっても触らないようにした上で、血餅が定着するまでの数日間は歯ブラシが直接触れてしまうことがないように、優しく歯磨きをするなどご注意ください。また、タバコを吸う方は特に注意が必要です!喫煙は血流を悪化させてしまうため、ドライソケットの原因になりやすいと言われています。

もしかしてドライソケット?

通常の場合、抜歯をすると数日は痛みが出ることはあります。しかし、ドライソケットになると強い痛みが10日~2週間程度も続くこともあり、痛みが落ち着くまで1ヶ月ほどかかることも。「痛みがずっと続いている」「数日たったら痛みが強くなってきた」などの違和感を覚えたら、どうぞ歯科医院にご相談ください。

7月のコラム

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3か月先のご予約もお気軽にどうぞ。

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診療時間

 
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