
鹿児島市下荒田4丁目のハロー歯科クリニックです。
歯周病を防ぎ、健康な歯を維持するには、毎日の歯みがきや定期的な歯科検診だけでなく、適切な栄養摂取が欠かせません。歯の構造を支える 「象牙質」「歯ぐき」「歯槽骨(歯を支えている骨)」 は、それぞれが密接に関係しながら健康な口内環境を作っています。そして、これらの組織の形成や修復には コラーゲンが不可欠 です。コラーゲンの生成には 「たんぱく質」「ビタミンC」「鉄分」 の3つの栄養素が必要となります。さらに、歯を支える 歯槽骨の強化 や 歯ぐきの炎症を抑える栄養素 も重要です。今回は、歯周組織を丈夫にし、歯周病を予防するための栄養素と食材 を5つに分けてご紹介します!
① 象牙質をしっかり作る「たんぱく質」
▶ 推奨食材:鶏肉、魚、卵、大豆製品、乳製品
歯の内部を構成する 象牙質は、主にたんぱく質(コラーゲン)からできています。象牙質は、エナメル質の下にあり、歯の強度や耐久性を左右する大切な組織 です。たんぱく質が不足すると、象牙質がもろくなり、歯が欠けやすくなる原因 になります。また、歯ぐきの健康維持にもたんぱく質は欠かせません。魚や大豆製品、卵、乳製品などをバランスよく摂取し、象牙質をしっかりと作る材料を補いましょう。
② 歯ぐきを丈夫にする「ビタミンC」
▶ 推奨食材:赤ピーマン、キウイ、柑橘類、ブロッコリー
ビタミンCは、歯ぐきの健康を支えるコラーゲンの生成を促進 する栄養素です。コラーゲンが不足すると、歯ぐきが弱くなり、出血しやすくなったり、炎症を起こしやすくなったり します。特に、歯周病の初期症状である「歯ぐきの腫れ」や「出血」を防ぐためにも、ビタミンCをしっかり摂ることが大切です。野菜や果物に豊富に含まれるため、毎日の食事に取り入れ、健康な歯ぐきを維持しましょう。
③ 歯ぐきの血流を促し、健康を維持する「鉄分」
▶ 推奨食材:レバー、ほうれん草、赤身の肉、ひじき
鉄分は、歯ぐきに酸素や栄養を届ける役割 を担い、健康な歯周組織の維持に不可欠です。特に 鉄分不足は、歯ぐきの炎症や腫れ、貧血による口内のトラブルを引き起こす原因 になります。また、鉄分はコラーゲンの生成にも関与しており、象牙質や歯ぐきの強化にも重要 です。動物性食品に含まれる「ヘム鉄」は吸収率が高く、特にレバーや赤身の肉がおすすめです。
④ 歯槽骨を強化し、免疫力も高める「カルシウム&ビタミンD」
▶ 推奨食材:牛乳、チーズ、しらす、干ししいたけ、納豆
カルシウム は、歯を支える歯槽骨の主成分であり、骨の強度を保つのに不可欠 です。ビタミンD は、カルシウムの吸収を助け、骨密度を高めるだけでなく、免疫力を向上させる効果 もあります。歯槽骨が弱くなると、歯がぐらつきやすくなり、歯周病が進行するリスクが高まります。また、ビタミンDには免疫を高める働きがあり、風邪やインフルエンザ、感染症にかかりにくくなる効果 も期待できます。カルシウムを多く含む食品と、ビタミンDが豊富な食品を組み合わせて摂取し、丈夫な歯槽骨を維持しましょう。
⑤ 歯ぐきの炎症を抑える「オメガ3脂肪酸」
▶ 推奨食材:青魚(サバ、イワシ、サーモン)、亜麻仁油、くるみ
オメガ3脂肪酸には 抗炎症作用 があり、歯ぐきの腫れや炎症を軽減 します。特に 青魚に含まれるEPA・DHAは、歯周病の進行を抑える 効果が期待できます。歯周病の症状が出る前から、オメガ3脂肪酸を意識して摂ることで、歯ぐきの健康を保つことができます。
まとめ
歯周病を予防し、健康な歯を維持するには、歯の象牙質・歯ぐき・歯槽骨の形成を支える栄養素をしっかり摂ることが大切 です。
象牙質を作る「たんぱく質」
歯ぐきを丈夫にする「ビタミンC」
血流を促し歯ぐきを健康にする「鉄分」
歯槽骨を強化し免疫を高める「カルシウム&ビタミンD」
歯ぐきの炎症を抑える「オメガ3脂肪酸」
鹿児島市のハロー歯科クリニック では、歯周病予防や健康な歯づくりのためのご相談を受け付けています。
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